もともと菊は中国から不老長寿の霊草としてもたらされたもので、今から約1300年前、天武天皇の時代に始まったといわれる9月9日の重陽の節会では天皇をはじめ廷臣たちが菊酒を飲んで不老長寿を願っています。また咲いている菊の花の上に真綿をかぶらせ、一晩菊の露を吸いとらせ、その真綿で身体をぬぐうと若がえるともいわれていました。