画像:ハスモンヨトウ幼虫
キクに対して加害するのはハスモンヨトウ、オオタバコガ、ハマキムシ類、ヤガ類などの幼虫です。
被害:
ハスモンヨトウ
若齢幼虫は表皮や葉脈を残して葉や芽を食害します。
中齢幼虫以降は葉・蕾・花も食害します。
オオタバコガ
若齢幼虫は新芽を食害するため芯止まりを起こします。
2齢幼虫以降は葉・蕾・花も食害します。
シロイチモジヨトウ
キクでは緑色が多く、株の低い位置の葉裏に数十卵程度の卵塊を産み付けます。
孵化幼虫は新芽などの柔らかい部分から食入し,内部から加害します。
新芽がしおれたり,心止まりとなることも多いです。
ハマキムシ類
発生初期から新芽や葉のふちを食害します。 他
発生時期
ハスモンヨトウ:8~10月
オオタバコガ:7~10月
シロイチモジヨトウ:8月~11月
防除方法:
成虫の飛来の防止、定植前に土壌への粒剤散布、発生初期の薬剤散布が防除の中心となります。
発見が遅れ老齢幼虫になると薬剤が効きにくくなるため防除が困難になります。
薬剤:
アファーム乳剤、フェニックス顆粒水和剤、スピノエース顆粒水和剤、
コテツフロアブル、マッチ乳剤、プレオフロアブル、グレーシア乳剤、ブロフレアSC