ハモグリバエの幼虫の食害
ハモグリバエ吸汁痕
地域によっては被害の症状からエカキムシと言われるが、正式名称はハモグリバエです。
加害するハモグリバエには、主にナモグリバエとマメハモグリバエの2種類が存在します。
形態:
ナモグリバエ:成虫1.7mm~2.5mm、幼虫約3mm
マメハモグリバエ:成虫約2mm、幼虫約3mm
被害:
卵は葉内に1個ずつ産みつけられ、幼虫が葉肉を食害し、葉に長い蛇行線状の食害痕がのこり、外観を損ねます。
発生時期:
施設では年中発生する可能性があります。
防除方法:
被害葉は見つけ次第摘除し、圃場から持ち出して処分します。
圃場内や周辺の除草を徹底します。
黄色粘着板を圃場に設置することで、早期発見できます。
薬剤:
オルトラン水和剤、カスケード乳剤、トリガード液剤、コロマイト乳剤、ダントツ水溶剤
これらの薬剤を散布すると葉内の幼虫は死亡するが蛹には殺虫効果がないため、
しばらくすると再び発生する場合があります。このような場合、数回の散布が必要です。