糸状菌:Sclerotinia sclerotiorum (スクレロティニア)
葉・茎
露地栽培は地際部、施設栽培は上位に発生することが多い。
不整形な褐色の病斑が形成され、やがて白色・綿毛状の菌糸を生じる。
罹病部から上は枯れ、症状が進むと茎の表面や、髄(茎の中心部分)の空間部に黒いネズミの糞状の菌核を形成する。
伝染源: 土壌中の菌核、被害残渣、同植の野菜等
▹かびの一種なので風などによって、空中に飛散して伝染する。
▹気温15~20℃、多湿条件で多発する。
▹発生状況や気象を考慮して予防的に薬剤散布を行う。
▹窒素過多を避け、過繁茂や軟弱徒長を防ぐ。
▹発生株は、袋に入れて圃場外持出しする。
▹トップジンM水和剤(ベンゾミダゾール)1500倍(5回以内)を散布する。
▹灰色カビ防除として、アフェットフロアブル2000倍、、セイビアフロアブル1000倍を使用する。
※使用の際は必ず登録内容を確認してください