菊は、いけ花の成立する室町時代から、主要な花材のひとつでした。 流派により、その生け方は異なりますが、大体のきまりとして、大菊は主材として上段に、中菊や小菊は根じめとして下段に用います。そして<花より葉の能を賞翫す>といわれるように、葉をイキイキと扱うことが、大切なポイントです。