秋が近づくころになると駅や電車の中では 菊人形のポスターを見るようになります。 この菊人形の始まりは、菊づくりの最盛期、 江戸時代の後半ではないかといわれています。 それまで大名や上流階級のものだった菊が、 ようやく一般庶民の間まで普及してきたのです。 お弁当をつくって、一日がかりで見物に出かけたことが、 当時の粋人の日記に書かれています。