日本へは奈良時代に中国より渡来し、多くの中国文化を取り入れた宮中や上流社会で栽培鑑賞されました。鎌倉時代の後鳥羽上皇は大の菊好きで、衣服や様々の調度品に菊の文様を使われたことから次第に菊紋は天皇家のシンボルとなりました。明治元年に菊花が改めて皇室の紋章に定められ、それ以後は皇族以外の使用が禁止されました。