紋々病と言われているが、キクモンサビダニというダニの一種が加害しています。
形態:
雌成虫の体長は0.2mm前後。
淡黄色の細長い体形をしている。 成虫で越冬します。
被害:
下位葉に輪紋斑や綿状斑が生じます。
茎にさび症状を生じるものがあります。
葉の若いうちに加害され、のちに加害痕が目立つようになります。
展開を始めた若い葉の裏側の毛が密な部分にいる場合が多いです。
発生時期:
5~9月
高温乾燥を好む性質があり、5月頃と秋に多く発生します。
防除方法:
早期からの防除が効果的です。
症状のある株からは採穂しない方がよいです。
薬剤:
発病後の有効登録薬剤はありませんが、
ハダニ類との同時防除が期待できるため、ハダニ類対策薬剤を定期的に散布します。