成虫と蜘蛛の巣状
成虫と卵
キクに加害するハダニは、ナミハダニ、カンザワハダニ等がいます。
形態:
体長はナミハダニが0.6mm(雌成虫)0.45mm(雄成虫)
カンザワハダニが0.53mm(雌成虫)
被害:
主に葉に寄生して汁を吸うために、白い小斑点が生じます。
ハダニが大量発生すると葉や花にクモの巣が張ったような状態もみられます。
葉裏に寄生することが多いです。
発生時期:
施設では年中寄生し、高温乾燥期に多く発生しやすいです。
最適温度は10℃以上で、20~30℃で活発に活動します。
防除方法:
大量発生する前からの定期的な薬剤散布を行います。
特にダニは薬剤抵抗性が付き易いので同一薬剤の連用は控えます。
また、ハダニは葉裏に寄生していることが多いため、
葉裏にも薬剤がかかるようにしっかり散布することが有効です。
薬剤:
アーデント水和剤、カネマイトフロアブル、コテツフロアブル、サンマイトフロアブル、
ダニトロンフロアブル、ピラニカEW、ペンタック水和剤、スターマイトフロアブル
マイトコーネフロアブル、コロマイト乳剤、ダニコングフロアブル、ダニオーテフロアブル
Inochioセイレーンフロアブル、アグリメック