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フザリウム立枯病

2012.06.20

発生時期

病原名

糸状菌:Fusarium solani  (フザリウム属菌)

症状

 下位葉から枯れ上がる。

 地際部の茎の表面が淡褐色~黒色になる。維管束内の道管の褐変はない。
  (萎凋病との違い)

 根量は減少するが褐変は少ない。

 発病初期は茎葉の萎れのみだが、進展に伴い株全体が枯死する。

発生の仕組み

伝染源: 未熟な有機物を含む土壌、被害残渣

▹ 土壌有機物に着いており、寄生可能な植物が植えられると菌糸を伸ばす。

▹ 病原菌は茎の地際部もしくは根より侵入と推定。

▹ 高温・多湿条件で発病が増加する。菌の生育適温は20~25℃。

 *立枯病・ピシウム立枯病・萎凋病との症状の区別は困難。

▹ 夏期に発生しやすいので、圃場の水分量が過剰にならないよう注意する。

科学的防除

▹ 次作前にはNSC(カーバム剤)やクロールピクリンで土壌消毒を行う。

※使用の際は必ず登録内容を確認してください

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