糸状菌:Fusarium solani (フザリウム属菌)
葉 下位葉から枯れ上がる。
茎 地際部の茎の表面が淡褐色~黒色になる。維管束内の道管の褐変はない。
(萎凋病との違い)
根 根量は減少するが褐変は少ない。
他 発病初期は茎葉の萎れのみだが、進展に伴い株全体が枯死する。
伝染源: 未熟な有機物を含む土壌、被害残渣
▹ 土壌有機物に着いており、寄生可能な植物が植えられると菌糸を伸ばす。
▹ 病原菌は茎の地際部もしくは根より侵入と推定。
▹ 高温・多湿条件で発病が増加する。菌の生育適温は20~25℃。
*立枯病・ピシウム立枯病・萎凋病との症状の区別は困難。
▹ 夏期に発生しやすいので、圃場の水分量が過剰にならないよう注意する。
▹ 次作前にはNSC(カーバム剤)やクロールピクリンで土壌消毒を行う。
※使用の際は必ず登録内容を確認してください